各部門のご紹介
栄養科
栄養科理念
- 患者さん一人一人の栄養ケアを実施します
- 安全でおいしい食事を提供します
- 健全な食生活のために、信頼される栄養情報を提供します
入院中の食事について
入院中の食事は、医師の指示に基づき、患者さんの病状に応じて提供しています。
入院中の食事について質問や希望がありましたら、主治医または看護師にお伝え下さい。管理栄養士が病室に伺います。
適時・適温の配膳を実施をしています
適切な時間に
朝食 8:00
昼食 12:00
夕食 18:00
※ お配りする順番で上記の時刻より遅れる場合があります。
適切な温度で
当院では『温冷配膳車』を使用してサラダや果物は冷たいまま、温かい料理は温かい状態でお届けできるよう努めています。
治療食について
医師の指示のもと、病態にあわせた治療食を提供しています。
血糖値や腎機能に配慮するエネルギーコントロール食やたんぱく質コントロール食のほか、脂質コントロール食、術後の少量頻回食など、30種類以上の献立を用意しています。
食事の例
箸・スプーンや湯呑などは当院で用意しています。
入院時に持参していただく必要はありません。
メニューが選択できます
当院では食事を楽しんでいただく工夫として、週に2日、2種類の献立から選んでいただける「セレクトメニュー」を実施しています。(食事の種類によってできない場合があります)
行事食があります
旬の食材や行事に合わせた料理を「行事食」として提供しています。お子さまや妊産婦の方には、行事に合わせたおやつも提供しています。
また、地産地消を目的として神奈川県産の食材を使用した「かながわ御膳」も始めました。
季節感たっぷりの食事をお楽しみください。
出産のお祝いに
当院で出産された方にお祝いの気持ちを込めて、『お祝い膳』を提供しています。
和食と洋食からお選びいただけます。
また、妊産婦食の対象の方には15時におやつを提供しています。
栄養指導(入院及び外来)について
糖尿病や高血圧などの生活習慣病、手術前後の栄養強化や食生活上の注意点、がん治療中の食生活支援、誤嚥性肺炎防止に対応した食形態の相談など多くの疾病に対し、食事療法の支援を実施しています。
患者さんの日常生活や食生活について伺いながら、適正な食事内容を提案することにより、食事療法をサポートしています。
医師の指示のもと完全予約制で実施していますので、ご希望の方は、担当医師又は看護師までお申し出ください。なお、当日の予約も受け付けています。
- 個別相談:月曜日~金曜日の9:00~17:00に実施(相談時間は20分~30分)
- 集団指導:糖尿病教室(現在休止中)
- 母親教室:月1回
栄養管理について
医師、看護師とともに患者さんの栄養状態を評価し、栄養管理計画書を作成しています。管理栄養士はそれぞれ専門分野での認定資格(糖尿病療養指導士、NST専門療法士、病態栄養認定管理栄養士、がん病態栄養専門管理栄養士など)をいかし、疾患や状態に合った食事内容、栄養量、食事形態を考慮し、総合的な判断のもと栄養管理を行っています。
患者さんの早期離床・在宅復帰を推進する観点から、救急病棟と特定集中治療室において多職種と連携して、積極的に早期経腸栄養開始に取り組んでいます。
抗がん剤治療などによる食欲不振がある方に少しでも食べられる喜びや満足感を味わっていただけるよう、患者さんの症状や嗜好に合わせてメニューや量などを調整しています。
災害に備えて
近年、地震や台風、大雨による洪水、土砂災害等の自然災害が頻発しています。
もしもの時の防災対策はできていますか?
国が推奨する備蓄の目安は「最低3日分、できれば1週間分」です。“備蓄”と聞くとなんだか大変そう…と感じる方もいるかもしれません。
そこで提案したいのが、注目されている備蓄方法の1つ「ローリングストック」です。
「ローリングストック」とは
これは日常的に食べる食品を多めに買って取り置いておき、使った分だけ補充する(買い足す)方法です。これなら備蓄を切らすことなく災害時でも普段の食事に近いものを食べることができます。 今後はローリングストックにお勧めな食品をアレンジしたレシピを発信していきます!
ローリングストック
「ローリングストック」でのアレンジレシピ
①親子丼
チーム医療の一員として
チーム医療の一員として、褥瘡対策委員会、緩和医療委員会、感染対策委員会、糖尿病診療対策委員会などに参加しています。
医療の質の向上をめざし、患者さんの栄養状態を踏まえた栄養ケアを行ってまいります。
NST(Nutrition Support Team )について
NSTとは、nutrition support teamの頭文字を取った略で、患者さんの栄養状態の改善に努めることを目的に、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、言語聴覚士など多職種が協力して、より安全かつ有効な栄養療法を行なうための医療チームのことです。
当院では、週1回チームでの回診(ラウンド)、カンファレンスで、よりきめ細やかな栄養管理が必要な患者さんの栄養評価、栄養投与方法(摂取する食事内容・投与薬剤の選定、経口・経管・中心静脈栄養等の様々な手段など)の検討を行っています。
また、チームミーティング、院内研修会にて新しい栄養治療の啓蒙に努めています。
臨地実習について
管理栄養士養成施設の学生の臨地実習の受け入れを行っています。実習期間の中で、栄養管理、栄養指導、NST回診等の見学や実施を通し管理栄養士として必要とされる知識や技術の習得が行えるように指導を行います。
人数: 2~3名 (主に2名)
実習期間:2~3週間(主に2週間)
実習に関する連絡先:平塚市民病院 栄養科
電話:0463-32-0015(代表)