平塚市民病院は、「市民の健康を守り、地域医療に貢献する」という理念の実現に向け、地域の中核病院として、高度医療、急性期医療、救命救急医療、並びに政策的医療である小児・周産期医療や災害対応など、地域に欠くことのできない医療を担っています。

平塚市は、「平塚市総合計画～ひらつかVISION～」において、「市民が幸せに暮らせるまち」を目指すことを掲げており、「子ども・子育て、教育」や「健康、福祉」など五つの分野別施策を示すと共に、「子どもを育む環境づくり」や「高齢者の想いに寄り添う環境づくり」など四つを人口減少社会への重点戦略としており、平塚市民病院においても本計画を念頭に置いた取り組みを進めています。さらに、新型コロナウイルス感染症パンデミック後の患者さんの受療行動の変化、人口減少の加速、医師をはじめとする医療人材の不足や働き方改革への対応など病院を取り巻く厳しい環境の中で持続可能な地域医療提供体制を確保するために、令和６年２月に「平塚市民病院経営強化プラン」を策定し、更なる経営強化の取組を進めると共に、質の高い職員の確保や育成、新興感染症などに対する備えを強化することとしています。

平塚市民病院は、この経営強化プランの取組を通して強固な経営基盤を築き、さらに職員が当院の理念及び基本方針を共有し質の高い医療を提供することで皆様の信頼を得て、地域で選ばれる病院となるよう努めてまいります。

医療の機能分化が推進されている中で当院が高度・急性期医療の役割を果たすためには、地域の診療所、病院をはじめ、介護施設、行政等との緊密な連携が欠かせません。市民の皆様、地域の医療機関をはじめとする皆様には、これまで以上のご理解、ご協力を重ねてお願いいたします。

　令和６年４月

平塚市病院事業管理者　石原　淳　　

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