大動脈瘤・大動脈解離

特徴・症状

大動脈瘤とは、正常では直径1.5~2cmの血管が風船のように膨らんでいく病気です。瘤が直径5㎝になると1年以内に10人に1人が破裂、6㎝では5人に1人、7cmでは3人に1人が破裂します。破裂するまで症状はありませんが、一度破裂すると半分以上の人死亡するため、破裂する前に治療することが大切です。

治療方法

ステントグラフト内挿術とは、細く折りたんだ人工血管を、瘤の内側に挿入する治療です。胸や腹を切る必要はなく、足の血管から動脈瘤の中へ進めていきます。瘤は残りますが、血圧が動脈瘤にかからなくなるため、破裂が予防できます。
ステントグラフト内挿術は、動脈瘤を切除するわけではないので、時間が経つとステントグラフトがずれて、動脈瘤内に血液がもれてしまい、破裂することがあります。これをエンドリークと呼びます。5年間で約10人に1人は、エンドリークのため追加治療(ほとんどがカテーテル治療)が必要となります。そのため、定期的な外来通院及び造影CT検査が必要となります。体力のある方や若い人は、通常の手術による人工血管置換術を行います。体の負担は大きくなりますが、人工血管置換術は動脈瘤を切除するため、完全に治り、長期成績が良好です。

胸部ステントグラフトの治療

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