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産婦人科

女性医師1名を含む全4名のスタッフにより、産婦人科診療のほぼすべての領域を診療可能な体制が確立されました。産科領域では、ハイリスク妊娠の管理・分娩を出来るだけ取り扱うとともに、母児同室制・フリースタイル分娩の導入も開始しました。婦人科では、腹腔鏡下手術を主体に、良性疾患から悪性腫瘍の治療まで、積極的に診療をおこなっております。なお、諸事情により受け入れを中断していた不妊診療は、通常検査、腹腔鏡検査を主体に再開いたしました。

部長 笠井 健児

部長

笠井 健児

部長 藤本 喜展

部長

藤本 喜展

診療内容

産科

妊娠30週以後、1,000g以上の分娩から取り扱い、他院からの母体搬送も小児科との強力な連携の下に積極的に受け入れております。正常妊娠には定期的な超音波検査、ハイリスク妊娠に関しては詳細な超音波検査を施行し、適切な管理を行います。
自然分娩を基本とし、計画出産は基本的に行っておりません。完全母児同室制、立ち会い分娩、フリースタイル分娩を取り入れながら、助産師外来で継続的にケアを行なうことができることも特筆すべき点です。
小児科主治医の下、一貫した新生児管理が行われ、必要に応じ新生児集中治療室にて治療を行います。

当院での出産に関する情報をまとめた「当院で出産をお考えの方へ」のページもご覧ください。


内視鏡手術

当院婦人科は腹腔鏡下手術に特化しており、卵巣嚢腫、子宮筋腫などの良性腫瘍性疾患の大半を腹腔鏡にて治療しております。予定手術は当然のこと、急性腹症などで緊急手術を要する状況となっても、腹腔鏡下手術を行なうシステムが確立されております。さらに、外科、泌尿器科も腹腔鏡下手術に特化しているため、複数診療科で同時に個々の鏡視下術式を遂行することも少なくありません。虫垂炎を外科で、同時に卵巣嚢腫を婦人科でという手術形態が可能ということです。子宮外妊娠手術、内膜症病変切除術、子宮筋腫切除、全腹腔鏡下子宮全摘など積極的に行っております。

  • 内膜症病変切除術:深達度が非常に浅いHolmium:YAG LASERを用いる腹腔鏡下内膜症漿膜病変切除は、比較的広範囲に漿膜内膜症病変を切除し、月経痛などの疼痛を大幅に軽減できる場合も少なくありません。
  • 子宮筋腫切除:条件によりますが、10cm程度の筋腫まで腹腔鏡下手術の対象としております。
  • 腹腔鏡補助下子宮脱手術:腹腔鏡を併用して行うこの術式は、合併症が少なく、体内に異物を残さない治療法です。治療法でお悩みの方は、一度ご相談ください。
悪性腫瘍

婦人科悪性腫瘍に関してはカンファレンス及び最新の知見のもと、患者さんの社会的及び家族背景を考慮し、広汎子宮全摘を含む手術療法、放射線療法、化学療法及び放射線併用化学療法を行っております。緩和医療は、認定看護師、薬剤師との連携のもと、取り組んでおります。

不妊診療

個々の患者さんに最善の医療を提供する観点から通常検査、内視鏡手術を主体に行っております。タイミング療法、人工授精までの手技を行い、体外受精は行っておりません。

女性医療

更年期障害、高脂血症,骨粗しょう症などの閉経前後に起こりやすい症状に対し、漢方療法、ホルモン補充療法などを個々の症例に応じて扱い、中高年のQOL向上に努めております。

その他
  • 子宮頸がんワクチン:予約制につき、当院産婦人科にお問い合わせください。
  • 子宮頸がんワクチン:令和6年10月16日現在、ワクチンの入荷が困難なため、接種を中止しています。
  • 羊水検査:他院からの羊水検査のみの受け入れは行っておりません。
  • 人工妊娠中絶:基本的に、当院では行っておりません。

診療実績

分類 アプローチ 術式 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
手術件数 良性疾患 腹腔鏡 卵巣嚢腫切除術 37 26 29 29
付属器切除術 40 70 55 50
子宮筋腫切除術 2 2 3 1
子宮全摘術 19 15 17 17
子宮外妊娠手術 8 7 5 6
その他 8 22 1 1
合計 114 142 110 104
腹式・膣式 卵巣嚢腫切除術 2 2 1 1
付属器切除術 8 5 6 6
子宮筋腫切除術 12 9 8 5
腹式子宮全摘術 56 90 57 50
膣式子宮全摘術 9 12 10 10
その他 6 5 10 12
合計 93 123 92 84
悪性疾患 腹式・膣式 円錐切除術 47 49 69 60
根治手術 43 43 38 30
(リンパ節郭清術) (14) (14) (5) (2)
合計 90 92 107 90
産科疾患 腹式・膣式 帝王切開術 165 151 149 128
子宮内容除去術 5 5 5 3
頸管縫縮術 3 2 3 6
その他 0 0 1 0
合計 173 158 158 137
妊娠分娩数 分娩数 分娩時期分布 満期産 386 302 287 274
過期産 2 2 0 2
早産 48 67 84 59
その他 0 0 0 1
合計 436 371 371 336
妊娠関連 母体基礎疾患合併 238 107 187 150
妊娠合併症 92 57 87 80
胎児異常 8 6 5 13
母体搬送受け入れ 21 24 21 28

スタッフ

部長

笠井 健児

卒業年
H5年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医
日本産科婦人科学会指導医
母体保護法指定医
日本がん治療認定医機構・がん治療認定医
臨床研修指導医
日本産科婦人科学会代議員
慶應義塾大学産婦人科非常勤講師
専門分野
産婦人科腫瘍、内視鏡手術、超音波診断

部長

藤本 喜展

卒業年
H6年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医
日本産科婦人科学会指導医
母体保護法指定医
臨床研修指導医
日本周産期・新生児学会周産期専門医(母体・胎児)
日本周産期・新生児学会母体胎児部門指導医
専門分野
周産期、超音波診断

医師

牧野田 佳

卒業年
H30年卒
資格
日本産科婦人科学会専門医 
専門分野
産婦人科一般

医師

白木 沙由理

卒業年
R4年卒
資格
 
専門分野
産婦人科一般

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