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循環器内科

部長

片山 隆晴

平塚市民病院の循環器内科では、救命救急センターを備えた急性期病院として、各診療科と綿密な連携を取りつつ、様々な心臓病に対処できる体制を整え、救急・急性期医療に力を入れています。また、心臓病の多くが生活習慣病と関連しており、退院後も定期的な通院治療が必要となるため、症状の落ち着いている慢性期・安定期については、かかりつけ医であるクリニック・医院の先生方との連携を通じて、日頃の診療をお願いする病診連携制度を積極的に取り入れています。


対象疾患

急性心筋梗塞や狭心症といった冠動脈疾患(虚血性心疾患)、心不全、拡張型心筋症をはじめとする心筋疾患、弁膜症、不整脈(徐脈性)、肺血栓塞栓症

循環器内科の紹介

循環器疾患は、前触れなく突然に発症して、生命にかかわる病状に至ることもあり、緊急性が高いことが特徴の一つです。
“突然に胸が痛くなった”“とても苦しい”といった症状がでたときには、すぐに救急車を呼んで受診するようにしてください。急を要する状態であると確信ができなくても、“胸が苦しくなる”“歩くと息が切れる”などの症状が、重大な心臓病である可能性もありますので、ご心配な方は循環器内科への受診をお勧めします。
心臓血管外科、血管外科、放射線診断科といった他の診療科との緊密な連携も当院の特徴です。複数科の医師からなるハートチームで合議をおこない、偏りのない判断をおこなうことが、患者さんにとってより良い治療につながります。心臓大動脈センターホームページも併せてご覧ください。

心臓大動脈センターのページ


施設認定

日本循環器学会・循環器専門医研修施設
日本心血管インターベンション治療学会研修関連施設

診療実績

過去3ヶ年(2020年から2022年)の診療実績を紹介します。

入院症例数

2020年2021年2022年2023年
入院総数513513584722
紹介患者180162200177
救急搬送患者243252246227
虚血性心疾患
(うち急性心筋梗塞)
218
(87)
225
(76)
248
(84)
265
(82)
心不全220210221219
不整脈56484771
弁膜症37353232
肺塞栓症920126

検査

 2020年2021年2022年2023年
心臓カテーテル検査242234297346
心エコー4,3203,8383,8853,440
ホルター心電図365463445325
冠動脈CT280326395339
アイソトープ検査189209153158

手術

 2020年2021年2022年2023年
経皮的冠動脈形成術
(うち急性心筋梗塞)
118
(71)
136
(69)
156
(59)
181
(72)
Pacemaker新規21262014
pacemaker交換1210129
埋め込み型除細動器(ICD) 新規0201
埋め込み型除細動器(ICD) 交換0123
心臓再同期療法(CRT) 新規0001
心臓再同期療法(CRT) 交換1020

循環器内科 不整脈治療

不整脈治療とは

近年の不整脈治療の進歩は目覚ましく、薬物治療に加えて、ペースメーカー、植込み型除細動器(ICD)、カテーテルアブレーション(心筋電気焼灼術)が不整脈治療の中心になってきました。また、心臓再同期療法(CRT)も慢性心不全に対する有効な治療法として確立しています。

薬物治療

不整脈の患者においては、弁膜症や心機能低下などの心疾患をもっているかどうかが治療のポイントになります。心疾患が不整脈の原因になっている場合は、それに対する治療を優先して行います。飲酒、喫煙、不眠や過労などのライフスタイルが誘因になることもあります。これらを改善しても出現する不整脈に対しては、不整脈の種類、症状の強さ・頻度・持続時間に合わせて治療を行います。
急性期
不整脈の薬剤には心臓の病気によって使えないものがあります。心疾患がはっきりしていない場合は、比較的安全に使用できる薬物から開始していきます。緊急時は救急対応も行っています。
慢性期
心疾患(心臓の収縮力、心筋梗塞、弁膜症など)、年齢などを考慮して薬物を開始します。

ペースメーカー

当院外来には、ペースメーカー移植後の患者は約240名通院しており、2019年は28名ペースメーカーの手術を施行しています。当院では、心臓に電極カテーテルを入れて不整脈の評価をおこなう電気生理学的検査(EPS)を施行した上で、ペースメーカーの適応を評価しています。最新のペースメーカーは、不必要な心室ペーシングを入れない機能や透析中の低血圧をペーシングで補う機能などメーカーごとにさまざまな特色があります。洞不全症候群、房室ブロック、上室性不整脈の有無、透析患者などの基礎疾患に合わせて、ひとりひとり機種を選んでいます。また、ペースメーカー移植後も外来で定期的にフォローを行い、心臓の状態に合わせて適切な設定に変更していきます。

植込み型除細動器(implantable cardioverter defibrillator: ICD)

ICDとは致死的な心室性不整脈(心室頻拍、心室細動)の発生を感知して、抗頻拍ペーシングや電気ショック(カルディオバージョン、除細動)を行う植込み型の装置で、心臓突然死を予防する器械です。

スタッフ

副病院長兼感染管理部長兼内科部長兼腎臓内分泌代謝内科部長兼病理診断科部長兼総合診療科部長兼臨床検査科部長

高木 俊介

卒業年
H2年卒
資格
医学博士
日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医
植込型除細動器/ペーシングによる心不全治療研修修了
臨床研修指導医
医療安全管理者養成セミナー受講修了
緩和ケア研修会受講修了
心不全緩和ケアトレーニングコース(HEPT)受講修了
日本医師会認定産業医
慶應義塾大学医学部客員講師
専門分野
循環器内科全般、虚血性心疾患

部長兼臨床工学部長

片山 隆晴

卒業年
H13年卒
資格
医学博士
日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医
植込型除細動器/ペーシングによる心不全治療研修修了
臨床研修指導医
専門分野
循環器内科全般、虚血性心疾患、ペースメーカー

医長

染谷 将太

卒業年
H21年卒
資格
医学博士
日本内科学会総合内科専門医
専門分野
循環器内科全般

医長

三浦 光太郎

卒業年
H24年卒
資格
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
専門分野
循環器内科全般

医長

三山 寛司

卒業年
H25年卒
資格
 
専門分野
循環器内科全般

医長

中村 貴裕

卒業年
H26年卒
資格
日本循環器学会循環器専門医 
専門分野
循環器内科全般

医長

松井 杏美

卒業年
H28年卒
資格
日本内科学会内科専門医
日本循環器学会専門医 
専門分野
循環器内科全般

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